2020.3.31のポートフォリオとバフェットのコロナ対応
2020.3.31時点の最新のポートフォリオです。
順位に変動はないですが、アップルの比率が上がり、ウェルズ・ファーゴの比率が更に下がりました。
2020年1月から3月は、新型コロナウィルスによるパンデミックが世界を襲い、ダウ平均株価は、12月31日の28,538.44ドルから、3月23日に18,213.65ドルという最安値を記録したのち、3月31日には21,949.50ドルと、3ヶ月の間に約23%の下落を記録しました。
その間、バークシャーハサウェイの株式資産は、2,480億ドルから1,808億ドルと、約27%下落しています。
この間、どのような取引を行っていたのでしょうか?
前回の考察のとおり、安値で買えるタイミングとみて積極的に購入していたのか、それとも早々に売り抜けていたのか?
12月31日の保有株式数と株価、そして3月31日の総額と株価から、3月31日時点での保有株式数を推定してみました。
3月31日の総額は四捨五入されていることから、
バンク・オブ・アメリカとアメリカン・エクスプレスを1%程度購入し、その他は変動なし
だったのではないかと推測できます。
やはり、安く買うチャンスと見て追加購入したようです。
ただし、わずかな買い増しなので、底値を見極められているわけではなさそうです。3月のニューヨークは、感染爆発の真っただ中であり、(現在でもそうですが)終息のめどは全くたっていませんでしたので、当然でしょう。
ではなぜこの2銘柄だったのでしょうか?
それぞれの株価の変化率を見てみました。
30%以上と、大幅に下落した3銘柄のうち、最近ポートフォリオから外れつつあるウェルズ・ファーゴを除いた、ということでしょうか。
このことから、以下の3点が推測できるのではないでしょうか。
①長期保有を前提としているなら未曽有の危機にも狼狽売りする必要はない
②ウェルズ・ファーゴが買い増されることはこれからも無さそう
③30%ほど下落した場合は先が見通せなくても底値として買い増しても良い
実際に何%下落した時点で買いましたのか、正確なところはわかりませんので、今後の開示情報から推測を続けていきたいです。
いずれにしても、一刻も早くコロナが終息することを祈ります。
※あくまでも個人的な調査結果ですので投資は自己責任でお願いします。